step⑩ コンビネーションジャンプとジャンプシークエンスについて解説する【フィギュアスケートルール2019】

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今回はコンビネーションジャンプとジャンプシークエンスについての補足説明をしていこうと思います。

今回の内容

  • ジャンプシークエンスって何?
  • コンビネーションジャンプのGOEのつけかた

ジャンプシークエンスって何?

前記事ではコンビネーションジャンプと同じようなものだと説明してきましたが、今回は違いをしっかり話していこうと思います。

ジャンプシークエンスとは

ジャンプシークエンスは、step④で説明した主要6種類のジャンプの間を、その他のジャンプやホップでリズミカルにつないで跳ぶ連続ジャンプのことです。

ジャンプシークエンスのデメリット

コンビネーションジャンプの基礎点は各ジャンプの基礎点を加算したものです。それに対しジャンプシークエンスの基礎点は各ジャンプの基礎点を加算したものに0.8掛けしたものになります。理由としてはコンビネーションよりも簡単だからです。同じジャンプを飛んでいるのに基礎点が下がるため勿体ないきがします。さらに基礎点の低いジャンプで構成することもできません。0.8掛けされるためコンビネーションジャンプで飛んだ方が点数がでるからです。

なぜジャンプシークエンスを飛ぶのか

それは表現の幅が広がるからです

通常、ジャンプの着氷の足は右足です。そのためコンビネーションのセカンドジャンプはトウループかループと決まってしまいます。しかしジャンプシークエンスではファーストの後、足を変えることができるためセカンドジャンプでサルコウやアクセルなどを飛ぶことが出来ます。

それにコンビネーションでセカンドで3トウループをつけるよりはジャンプシークエンスで3アクセルをつけた方が基礎点の合計は高くなります。このように構成によっては得することもあります。ただしとても高難度な技です。

コンビネーションジャンプのGOEのつけかた

ソロジャンプのGOEはジャッジパネルがそれぞれ出したGOEの平均に0.1掛けしてさらに基礎点を掛けたものでした。コンビネーションやジャンプシークエンスの場合は少し違います。2つ(3つ)のジャンプのうち最も基礎点の高いジャンプの基礎点を掛けます。

 

以上がコンビネーションジャンプとジャンプシークエンスの補足説明になります。今回は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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