step⑫ 減点(ディダクション)について
フィギュアスケートの点数は大きく見ると、技術点・演技構成点・減点で構成されています。今回はそのうちの減点について話していこうと思います。
今回の内容
- 減点の定義
- 違反行為の内容
減点とは
定義としては違反行為による減点のことです。
技術審判によって判断されます。
違反行為にはどんなものがあるのか
転倒・落下
厳密に言えばエッジ以外の部分で体重の大部分を支えることを指します。
減点:1~2回目は-1.0点。3~4回目は-2.0点、5回目以降は-3.0点(転倒するたびに減点)
演技時間の過不足
演技時間の過不足
減点:5秒につき-1.00点
名前をコールされたら30秒以内へ
減点:30秒未満の遅れは-1.00点。それ以上は棄権扱い。
スケート衣装のルール違反
- 過度な露出は禁止(具体的な肌の割合に関するルールは無し)
- 過度に肌を出したように見えるものは禁止
- 男子はタイツ禁止。ズボンを着用すること
- アクセサリーや小道具は禁止
- 脇毛がみえるのも禁止
- 衣装の落下は禁止
減点:以上を満たしていない場合-1.00点
バク宙などの危険要素
バク宙などの縦回転は危険なので禁止です。
減点:1回につき-2.00点
10秒以上の中断
10秒以上の中断(やむを得ない場合を除く)
減点:10秒につきー1.00
最後に
今回は短めで以上となります。今回でフィギュアスケート競技の仕組みの説明をほとんど終わりました。
フィギュアスケートの演技を構成するものにはジャンプ、スピン、ステップそしてそれらをつなぐ”つなぎ”というものがあります。ジャンプの説明は終わっているので次回はスピンの説明からしていこうと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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